AIが登場してから『AIによって人間の仕事は奪われるのか』という題目をよく見かける。
『AIに打ち勝つためにはどうすれば良いのか?』という考えを持つ人は多いのではないだろうか。
結論から述べると、AIに勝とうとするのではなく、共存を選択するほうが生存率が高まのでその選択をしてみない??ということを伝えたい。
その内容を5つの項目にわけて簡潔にまとめた。
AIは人間と同じ存在になりうるのか
現状、AIは人間のように意識を持たないし、感情を持たないとされている。
しかし、持ち前の計算と推論で人間のようにふるまえる(正確には人間が求める結果を出力できる)状態である。
現に、例を出すと、OpenAIからリリースされているCahtGPTは人間が求める答えを出力することが可能であり、まるでチャットを介して人間と会話しているかのようである。
感情や意識を必要としない分野においては人間と同じ、もしくはそれ以上の存在として成り立ってしまっている。
人間にしかない要素
まず、AIにはなくて、人間にある要素として、身体性(質量性)があげられる。生身の肉体は人間にしかない強味と言えるだろう。
しかし、これもAIがロボットと組み合わされば人間にしかないとは言えなくなるだろう。
次に、先に述べた、感情と意識についても人間にしかない要素ではあるが、AIは感情や意識があるようにふるまえるので、ある意味、人間にしかないとは言えなくなってしまう。
最後に、人間に残された能力として『モチベーション』があげられる。AIは命令を出さない限りは勝手に動き出さない。何かを始めようと決断ができるのは人間だけである。(現状はそうだが、未来ではモチベーションを持ったAIは登場する可能性は否定できない。)
AIは人間の仕事を奪うのか
結論からいうとAIは仕事を奪うには十分な能力を持っているといえる。理由は下記の3つである。
- AIはすでにMARCH合格レベルまで到達している。要するに偏差値65以下の人々より優秀であることが証明されている。
- 時間と人件費の面で人間よりコストパフォーマンスが良い。(24時間働いてくれる&使用料は人件費より低価格)
- システムエラーとヒューマンエラーを比較するとヒューマンエラーのほうが起きる確率が高い。
人間よりも優秀でコスパが良く、エラーも起きにくいとなると、人間よりもAIが労働力として選択されるのは必然だろう。
産業革命の過去から考えてみる
18世紀~19世紀のヨーロッパで産業革命が起き、工場で働いていた人々が機械に代替えされ、多くが失業した。人々は機械に仕事を奪われて、肉体労働から知的労働に仕事を変えた。
中には機械よりも働ける(生産性がある)と機械に立ち向かった人々がいたが、叶うはずもなく倒れた。
逆に、機械を使って新しいビジネスを立ち上げ、儲けた人々もいた。
AIと人間の共存戦略
産業革命時代に、機械に対抗した人間が淘汰され、機械を上手に扱う人間が生き残ってきたようにAIを活用する人間が生き残ることは容易に予測できる。
『AIに仕事を奪われないためにどうするのか』よりも『AIをどう活用してビジネスに生かすのか』や『AIを自分の生活の一部に取り入れ、どう豊かにするのか』を考えるほうが健全であるといえる。
まとめ
AI時代に必要なことは、自分は無力だ(偏差値65以下)と気づいたならば、AIと戦おうとするのではなく、『AIと共存するにはどうすれば良いか?』と思考をめぐらし、トライ&エラーを繰り返して自分なりの答えを模索していくことである。